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VOL 29.ケンミン食品様

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VOL 29.ケンミン食品様

キッチンが紡ぐ未来〜人と人がつながり、アイデアがあふれ出す〜

社内コミュニケーションの活性化やスピーディーな商品開発のため、篠山工場にあった商品開発部門を神戸の本社4階へと移転・改修することを決めたケンミン食品様。

商品開発の舞台となるキッチンを介して、人と人とがつながる空間をご提案させていただきました。

ご要望と、その改善案

コミュニケーションを活性化したい
ご要望コミュニケーションを活性化したい
篠山工場内にあった商品開発部門を経営陣や営業部門が集まる神戸本社へと移転し、コミュニケーションを活性化させたい。
改善案キッチンをハブとして「つながり」を創出
商談スペース、更衣室、ミニキッチンがあった本社4階を、商品開発の拠点となるテストキッチンスペースに改修。
キッチンにハブ(結節点)の役割を持たせ、「社員」「お客様」「アイデア」が互いにつながり合い、コミュニケーションや新たなビジネスの芽が生まれる空間をご提案しました。
具体的には、4階フロアを「テストキッチン」「商談(プレゼンテーション)」「サブキッチン」と3つのスペースで構成。
商談スペースは、各種打ち合わせや取引先のバイヤーを招いた試食会、経営陣・営業向けの商品企画の最終プレゼンのほか、社員のランチやリフレッシュなど多目的に利用でき、社内外でのコミュニケーシ
ョンの活性化に一役買うスペースとなっています。
また、商品開発部が使用するテストキッチンとは別に、営業担当者が客先へ持参する試食品などを調理
するサブキッチンを設置。
同時に異なる部署のメンバーが調理をすることになっても、互いにストレスなく作業を進めることを可
能にしました。
料理教室も開催できる空間にしたい
ご要望料理教室も開催できる空間にしたい
これまで外部施設を借りて行っていた、一般のお客様を対象にした料理教室を社内で開催できるようなスペースを作りたい。
改善案魅せる+使いやすいテストキッチン
篠山工場で使用していた商品開発部のキッチンは、作業に特化したスペースで、料理教室には外部施設を使っていたとのことでした。
そこで、今回の移転・改修を機に、社内で料理教室を開けるようにしたいというご要望に基づき、テストキッチンと試食なども行える商談スペースの間には、ガラスの間仕切りを採用。
内装も木目を基調とした明るくスタイリッシュな雰囲気でまとめ、おしゃれなクッキングスタジオのような、見通しがよく開放的な“魅せる”空間を実現しました。
キッチンで調理した料理は、商談スペースで楽しくおしゃべりしながら試食することができます。
 また、テストキッチンの機能性や使い勝手については、ケンミン食品様とキャッチボールを行いながら、細部を詰めていきました。商品開発では、調味料の調合で量りと格闘したり、多くの材料を準備したり、出来上がった料理を試食したりと、調理以外の作業も数多く発生するとのことでした。
できるだけ広い作業スペースを確保したいというご要望に応えるため、2列のアイランドキッチンをカギカッコ型に配置。2列の間を通れるよう導線を設けることで、数人でのスムーズな同時作業を可能にしました。

インタビュー

●フロンティコンサルティングを選んでいただいた理由は? ●移転・改修後、いちばん変わったことは?
Q●フロンティコンサルティングを選んでいただいた理由は?
A3社にプレゼンしていただいたのですが、他社さんが図面を使った説明のみだったのに対し、フロンティアコンサルティングさんは、キッチンの役割や位置づけを明確にしたコンセプト「Link to Kitchen」を最初に提示してくれたんです。
単に、「ここをこう変えてコミュニケーションが活発になります」ということではなく、キッチンを中心に「社員同士」「お客様」「アイデア」という3つのつながりの中から、いまはまだないアイデアがここから生まれていくという、“未来”に向けてのビジョンが示されていた点が、期待以上でした。
カギカッコ型のキッチンカウンターのデザインについては、その意外性に「オーッ」と社内でも驚きの声があがりました。
経営層からも「これは面白いね」と好評でしたね。
また、商品開発で使う電子はかりは、小数点以下が6桁あり、わずかな振動で数字が変わってしまいます。
キッチンスペースは、配管や配線の都合で床上げすることになったのですが、そのぶん振動が発生しやすくなるとのことでした。
そこで、フロンティアコンサルティングさんの担当者の方が会社に電子はかりを持ち帰って、どの程度の振動まで大丈夫なのか実験を重ね、キッチンの床下にコンクリートを敷いて振動を抑える処置をしていただきました。
そのおかげで、電子はかりは振動に影響されることなく、きっちり機能しています。
実際に使う者の身になって徹底的に対応していただき、本当に感謝しています。
Q●移転・改修後、いちばん変わったことは?
A使い勝手を追求していただいただけあって、商品開発部門の社員たちからは、「篠山のキッチンより、格段に使いやすい」と好評です。
業務効率もずいぶんアップしました。
これまでは商品開発部門の社員が、営業や経営陣と顔を合わせるのは本社での会議に限られていました。会議で試食し、味を修正してまた次の会議で確認するとなると、どうしても最終決定までに時間がかかってしまいます。
移転・改修後は、営業担当者がサブキッチンに出入りするので顔を合わせる機会が増え、試作品を食べてもらってその場で味の修正ができるようになり、タイムラグがだいぶ少なくなりました。
また、先日、一般のお客様を招く前に、料理教室のデモンストレーションを行いました。
「これまで会社にお客様をお招きすることがなかったので、どうおもてなしすればいいのかわからなかった」という社員の声が多く、「ケンミン食品としてのおもてなしは、どうあるべきか」という新たな課題に、取り組んでいる真っ最中です。
今後は、取引先を招いて試食会を行ったり、社員が商談ルームをランチや打ち合わせに活用したりするなかで、さらなるコミュニケーションやアイデアが生まれることを期待しています。

オフィスの風景

  • プレゼンテーションエリア
    プレゼンテーションエリア

    10名が対面で着座できるプレゼンテーションエリア。
    普段はランチスペースとして利用され、社員様同士のコミュニケーションの場となっています。

  • テストキッチン
    テストキッチン

    テストキッチンのコーナーには、PCやモバイル機器が設置可能な作業台を設置。
    メイン作業台と区別することで、情報機器を調理時の水や粉から守ります。

  • テストキッチン
    テストキッチン

    テストキッチン内には2台の大型モニターを設置。
    料理教室の際に、レシピや作業中の手元を映し出し、分かりやすい講義が行える環境を整えました。

  • サブキッチン
    サブキッチン

    主に営業部隊が使用するサブキッチンスペースを設置。
    キッチンの他部署同時使用を考慮し、業務効率向上を図りました。

クライアント情報

社名 ケンミン食品株式会社   概要 昭和25年創業、ビーフン市場で国内シェア7割を誇る老舗メーカー。ビーフンをはじめとするアジアの食・食文化を広めるとともに、ビーフンの技術革新、ライスショートパスタなどの新商品開発にも取り組む。
坪数 約26坪   業種 ビーフン・フォー・ライスパスタ・冷凍食品などの製造・販売、中国茶・緑豆はるさめ・葛きりなどの加工・販売、外食事業
竣工 2016年3月   URL http://www.kenmin.co.jp/

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