デザインを作り上げるために必要なレイアウト設計

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デザインを作り上げるために必要なレイアウト設計



レイアウト設計で変わる働く環境



働く場所として考えた場合、オフィスのレイアウト設計がカギを握ってくることがあります。デザイン性を高める前に、レイアウト設計が正しい方向を向いていなければ、使いにくい場所にしてしまうことになります。目指したいデザインがあったとしても、それを機能的に変えていくためには、レイアウトがしっかりとしていなければいけません。その上にデザインがあるからこそ、効果を上げることができるといえるでしょう。

レイアウト設計で重要になってくるのは、ゾーニング計画から始めていくことです。必要な機能は一体何か、要件を整理してから、どこにどんな機能を配置するのかを考えていきます。基礎となる部分であり、一体どんなスペースが必要なのかを事細かに洗い出していかなければいけません。ここで忘れてはいけないのは、その個々の機能は単独では役に立たないということです。それぞれが有機的につながっていくからこそ、機能を発揮することができるようになります。来客スペースを配置した時に、ワークスペースと隣り合っていたら、情報は筒抜けになってしまうことも出てくるでしょう。

セキュリティーということを考えても、レイアウトする際に重要となります。広さということも一緒に考えていくため、来客スペースが大きな場所を取ってしまうと他のスペースの機能が失われてしまうことになるでしょう。ゾーニングにも重要性の度合いの違いがありますし、関係性として近いほうがいいものもあれば、遠いほうがいい場合もあります。いかに正確に割り出していくのかが重要であり、その中で関係性を明確にしていくことによって、ゾーニング計画にバランスを与えるようになるでしょう。デザイン的にも機能を発揮できるオフィスにするためには必要なことといえます。



動線計画で機能的に



ゾーニング計画の次に考えていかなければいけないのが、動線計画です。人が動く線と考えると簡単ですが、あまりに複雑になると行き交う人だけで混雑することになるでしょう。スムーズに動けなくなれば、特定の席の人だけ落ち着きがなくなるなど効率が下がります。さらに、コミュニケーションも取りにくくなり、ストレスをためていくことになるため、効率の悪いオフィスになってしまうでしょう。そこで、動線はできるだけシンプルにできるよう考えていく必要があります。注意点としては、袋小路がないようにするということが挙げられます。行き止まりができてしまえば、後ろに下がることになりますが、次に来る人とぶつかることになり効率を下げることになるでしょう。メインの動線を明確にして、不必要な動線を減らしていくことによって、効率化を進めていくことができます。避難経路ということも重要であり、複雑な経路を作り上げてしまうことが妨げにつながるために、動線計画は重要です。

通路の幅の確保は、法規的に決められたものがあるため、安全性の確保ということも考えてデザインしていく必要があります。このあたりは、素人だけで考えていくには難しい部分となってくるでしょう。逆に動線計画がしっかりとしていれば、有機的に機能する使いやすいオフィスにすることができるということです。ゾーニング計画と合わせて考えていくことで、レイアウト設計はどんどん進んでいくことになります。



実際のデザインにつながっていく寸法



動線まで進むと、次に重要なのが寸法です。この時点で具体的なレイアウト計画に移っていくことになるといえるでしょう。寸法を決めるということは、作業ができるスペースを作りだすということです。長く過ごすことになるスペースなのですから、快適な環境にすることができるかどうかを決める重要なポイントになります。従業員1人当たりに確保するスペースはオフィスレイアウトの基準としてある程度決められています。基準以下のスペースになってしまうと、モチベーションが下がってしまい、能率的な仕事ができなくなると考えられています。逆に広すぎてしまえば、今度はスペースが無駄に広くなってしまう可能性もあり、経費が増えてしまうことになるでしょう。

このあたりの兼ね合いを考え、決めていくことが重要です。作業できる寸法だけではなく、オフィス家具の寸法もはっきりさせておくことが必要です。オフィス家具を見落としていると、実際に通路幅が確保できないといったことが起きかねません。安全でストレスのかからない快適な環境にするためには、通路幅の確保が重要となってきますので、十分に検討していかなければいけない部分です。普段の動線だけではなく、地震があったときなどの安全性も考慮しておく必要もあるでしょう。何かあったときにケガや事故の元になる荷物が多いオフィスになると、それだけでモチベーションは下がります。そういった心配をしないで済むような環境にすることも重要です。オフィスレイアウトにより効率アップを臨む会社は、専門会社にサービスを一括してお任せすることもおすすめです。

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