建築基準法に基づくオフィスレイアウトを実践するには

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建築基準法に基づくオフィスレイアウトを実践するには


建築基準法を正しく理解する



建築基準法なる言葉と何を指しているのかに関しては、多くの方々が漠然とながらも捉えておられますが、その詳細となればやはり、確認作業が欠かせません。ですが最も手軽で簡単なインターネット検索機能を活用した場合でも、難解な文言が並ぶ関連情報ばかりがズラリと画面上に並び、一般市民の理解に繋がらないのが現状です。まずはこの場を利用して、建築基準法とは何を目的に制定されているのか、それがオフィスレイアウトにどのように関連するのかを、検証しておく作業からスタートします。

ちなみに建築基準法を噛み砕いて補足説明すると、私達国民の生命や健康、財産の保護を目的とする法律であり、建築物の敷地や構造や設備や用途などに関し、各々最低基準を法律で定める事で、それを実践する目的で施行されていると表現できます。この中でオフィスレイアウトに特に直接関連する部分として、建築物の構造、設備、用途が該当します。

更に掘り下げれば、それぞれの会社すなわち事業所が社内で行う業務内容に耐え得る建築物であるか否か、周辺への悪影響のリスクは見当たらないかなどの検証が不可欠であり、建築物の構造上の基準を満たす必要が生じます。次に設備や用途に関しても同様に、建築物の構造で十分対応可能か否かの判断や、シックハウスの原因となるホルムアルデヒドの使用に関する制限を通じ、人体への悪影響を回避する見極めも不可欠です。これは用途に関する基準も同様で、元来デスクワーク向けのテナント物件で製造作業となれば、周囲への悪しき影響は避けられません。

こうした建築基準法を深く正確に理解しておかなければ、自社内での独断だけで安易にテナント物件への入居契約を締結してから、後に問題が露呈した場合、取り返しがつかぬ深刻な事態になり兼ねません。事務作業中心のオフィスであるにせよ、周囲の入居者への配慮を通じて快適空間を相互構築すべきなのです。



ベストなレイアウトが鍵を握る作業効率



一般的にオフィスレイアウトなる言葉から連想されるのは、室内の什器備品の配置やデザイン面の拘りですが、入居後の壁や天井や床のリフォームも範疇に含まれます。中でも床に関しては階下への振動伝達の防止努力が上階への入居者に義務付けられるのが一般的で、これも建築基準法が掲げる「国民の健康の保護」すなわち階下の入居者の快適性の保護に関連しています。フローリング工事に際しては用いるべき建材を限定するなど、分譲マンションにお住まいの皆様であればご存知の通りです。更には壁の材料として人体への悪影響が強く懸念されるホルムアルデヒドに関しては、用いて構わない面積が限定されるなど、こちらは入居した建物全体から更には近隣への配慮を確実に実践する対応が定められています。

こうした専門的知識をオフィス入居者が正確に理解できているケースは現実極めて低く、更には冒頭に述べた通り、オフィス移転や新設開店に際し、自分達にとってよりベストなオフィスレイアウトに意識が向き過ぎる傾向が否めず、致し方無い一面だと捉えられます。結果建築基準法で定められた範疇外の什器備品の搬入を前提に商品を調達してしまう、入居後の消防点検などで改善点が発覚して対応に窮してしまうなど、後々の経済的負担を含めたデメリットが懸念されます。

こうした悪しき展開を未然に防いだ上で、理想的なオフィス空間を構築するに欠かせぬ存在が、法律を熟知し視野に入れた上でのオフィスレイアウトの助言を届けてくれる専門業者の存在です。ディスカッションを重ねる中でお客様である皆様の意向を的確に伝え、法律を遵守した新しいオフィスを構築する作業を二人三脚で進める姿勢が大切です。



実績を誇る専門業者とのパートナーシップ



建築基準法を確実に視野に入れたオフィスレイアウトのサポートで実績を誇る専門業者は、単に机上の論理的な知識面のサポートだけに留まりません。新たなオフィスの構築に際して必要な幅広い作業全てに対し、自社1社が窓口となって対応できる能力を有しています。漠然とオフィスの移転や新規開業を計画段階のお客様からの相談に対しても、豊富な経験値から来る確かなデータに基づき、十分なヒアリングからベストと思われる提案を届けてくれます。

同時にオフィスレイアウトの実践に必要不可欠な金銭面の試算、必要となる什器備品の調達ルート、更には内装工事全般からIT環境の構築に至るまで、依頼者が複数の異なる業者と個別折衝するデメリットを最大限カットの対応が望めます。更にはディスカッションを通じ、建築基準法を正しく踏まえたオフィス構築に関する専門地域も分かり易く伝授してくれ、経営者各位にとってはこの上ない学びの時間となります。こうした専門業者と一緒に学び確認した法律の遵守は、その後の自組織自オフィスの成長発展にも大きなプラスとなります。

オフィスレイアウトは既存商品を単に調達するのではなく、何も無い真っ白なキャンバスに理想の三次元空間を想い描き具現化する作業です。そこに建築基準法なる「縛り」が存在するからこそ、自社を含め周囲の全ての存在の安全が確保されるシステムが、今日この国では既に構築されており、私達は法令順守が義務付けられています。何やら難解なハードルに感じられますが、オフィス関連全般に精通する専門業者との強固な相互信頼関係の上で作業を進めるのであれば、何も臆する必要はありません。

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