快適なオフィスレイアウトとはどういうものか

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快適なオフィスレイアウトとはどういうものか


快適なオフィスレイアウトの条件



仕事をするうえで、快適に過ごせるオフィスというのはとても重要な存在です。できるだけ仕事の効率を上げてくれるような、居心地のよいオフィスレイアウトにしたいものです。ではどういったレイアウトが居心地のよいオフィスと言えるのでしょうか。ここではその条件や、どのように配置を考えるべきか、気をつけておきたい点などをさまざまな角度から検証します。

まず、快適なオフィスレイアウトには、仕事の効率があがるような配置であるということが重要な要素の一つに挙げられます。たとえば、デッドスペースになっている部分があるのであれば、そこを有用化することで仕事でできることが増え、利益が上がる可能性もあります。仕事が効率化するような機械を置くこともできますし、社員数を増やすこともできるでしょう。また、仕事をする上で多くの人が使う電話や複合機、FAX、資料コーナーなどは、社員のだれもが使いやすいようにしておけば、すぐに取引先と連絡が取れますし、調べ物も効率よくできるので、仕事のスピードも増します。

次に、自分や社員が居心地のよい空間を作ることが挙げられます。オフィスは、何人もの社員たちが、一丸となって仕事をする場所です。居心地が悪ければ、コミュニケーション不足になるなど、仕事がうまくまわらなくなるような原因を引き起こしてしまいます。仕事に集中できるデスクのレイアウトづくりや、給湯室・休憩室などの休める場所の設置など、ほどよく緊張とリラックスできるオフィスづくりを心がけましょう。

その他には、お客様や取引先がすごしやすいオフィスというのも考えておいたほうがよいでしょう。特に取引や来客が多い会社では、オフィスの印象が会社の印象になることもあります。応接室をどこに設置するか、そこに行くまでの廊下などのレイアウトなど、客も過ごしやすい空間づくりを心がけましょう。



各デスクのレイアウト



居心地のよいオフィスにするための基本的な条件はいくつかありますが、特に社員たちのデスクをどのように配置するかというのは、どの会社においても考えなければなりません。なぜなら、オフィス全体の配置を考えるうえで一番大きな要素を占めるのが、人員配置だからです。これらの組み合わせは職種や業種によってもよいレイアウト、悪いレイアウトが変わってきますが、代表的な2例を紹介します。

オフィスのレイアウトで一番よく見かけるのは、デスクを6台から10台ほどを向かい合わせに組み合わせる、または背中同士で組み合わせるレイアウトでしょう。向かい合わせに組み合わせるレイアウトでは、社員同士がコミュニケーションを取りやすく、チームで仕事をする場合などには大変役立ちます。また、すべてのデスクが隣り合うか向かい合うようにしているために、パソコンやファックスなどの配線がとても組みやすいことも重要なポイントです。また、社員を一つの島にすることによって、ひとつずつ並べるよりもスペースを狭めることができるため、新たに使えるスペースが増えることもあります。

逆に背中合わせにするレイアウトは、エンジニアなどの一人で作業することが多いオフィスのレイアウトに向いています。背中合わせにすれば、ほかの社員の目を気にすることなく、自分の仕事に集中できます。隣同士も気になるのであれば、しきりを作るという手もあります。静かに作業することが重要な職業であれば、こちらをお勧めします。このレイアウトには意外なメリットがあり、それは、通路が少なくなるということです。向かい合わせにすれば、各背面に通路が存在しますが、ここではひとつの通路ですむので、こちらもスペースを減らすことができます。このように、業種や社員の仕事内容によって、より効率的なデスクの配置を考えることが重要となります。



オフィスのコンセプトを考える



オフィスをレイアウトするうえで、仕事の効率化と社員が働きやすい空間づくりはとても重要なことです。この2つがオフィスレイアウトを組むうえでとても大切と言えます。しかし、この2つに加えて、もう1つ考えておきたいことがあります。それはオフィスのコンセプトです。これは、各会社によって全く変わってくるもので、これを考えることで、会社のイメージを明確化することができます。

たとえば、役員と社員のスペースを分けて、各業務に集中しやすいオフィスにするか、全体的に同じスペースにして、風通しのよいオフィスにするかなどがあります。これらは社風や働き方にもよりますので、各会社で違う配置が必要となります。また、各自が集中して行う事業なのか、コミュニケーションが多く必要な業務なのかというところでも、配置が違います。各自が集中できるスペースづくりをするには、各デスクや通路などはゆとりを持って取る必要がありますし、休憩スペースは少し離れた場所に設置したほうがよいでしょう。雰囲気としても、どちらかといえば落ち着いたカラーにしたり、しきりを多く作ったりというのも考えておきたいところです。反対にコミュニケーションを密にとる仕事の場合は、談話室を多めに設定したり、デスクの近くに会議用のスペースを設けたりするという手段もあります。すぐに話し合いのできる環境があるということが、仕事の効率化において大切になることでしょう。話しやすいオープンなイメージをつけられれば、コミュニケーションもとりやすくなります。

社内のイメージは、取引先や顧客に与えるイメージにも大きく関係します。来客の多いところであれば、受付スペースや客間のレイアウトは、外部の人間でも入りやすいように動線がすっきりした配置にする必要があります。

快適なオフィスレイアウトは人によって違いますが、基本的なレイアウトを把握し、会社のコンセプトとうまく組み合わせれば、使い勝手はより良くなります。過ごしやすいオフィスに出社できれば、社員のやる気もアップすることでしょう。

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