V I E W

東レインターナショナル株式会社

ワークプレイス構築

プロジェクトマネジメント / 設計・デザイン / 施工 / 運用支援

WORK PLACE

4,240㎡ / 1,285坪

お客様との協働と段階的改修で生まれた、部門の個性を反映したオフィス

東レインターナショナル株式会社様 東京本社ビルのワークプレイス構築を担当しました。社員の声を丁寧に汲み取り、各部門の特性に合わせた段階的なフロア改修を実施。効率的で快適な働き方を実現する空間を追求しました。さらに、企業アイデンティティを随所に反映した工夫を施し、社員が誇りを感じられる空間づくりを目指しました。

CONCEPT

「進化するオフィス」をコンセプトに、ABW(Activity Based Working)の導入を通じて、フレキシブルな働き方とスペースの有効活用を目指しました。お客様との密なコミュニケーションと段階的な改修により、計画段階から社員の声を取り入れ、各部門の特性に合った最適な働く環境を整備。ワークショップや自由席の試験導入を通じて、社員の納得感を深めながら、新たな働き方を支えるオフィス空間を創出しました。

PLANNING

限られたフロア面積を最大限活用するため、個室をコア側に配置し、空間の奥行きを確保。執務フロアでは、社員の意見をもとに各階ごとに異なるレイアウトを計画し、部門特性に適した空間構成を実現しました。来客フロアには、斜めに配置した会議室を設け、視線を奥へと誘導。その先に広がる窓が開放感を演出し、信頼感と革新性を兼ね備えた洗練された空間を創出しました。

DESIGN

「明るく、健康的で、居心地のよい空間」をテーマに、各フロアの特性を活かしたデザインを採用。来客フロアではSDGsロゴを連想させる色を採用し、お客様のサステナビリティ活動を表現しました。さらに、壁面やソファの張地にはお客様の自社製品を使用し、企業アイデンティティを強調。執務エリアでは、色使いや床材の貼り方に工夫を凝らし、部門ごとの個性を際立たせました。

2Fは来客フロア、3Fはコワーキングスペース、4F~9Fは執務フロアで構成されています。全フロアに統一されたデザインスキームを採用し、各フロアにはそれぞれ+αの要素を加えて計画しています。

 

コワーキングスペースを含む3階は、社員が自由に利用できるフロアです。ワークショップを通じて、縦・横・斜めのつながりを表現し、「bingo」と名付けました。サロンのようなリラックス空間が、自然な交流を促進し、サーカディアン照明により時間帯に応じた快適な光環境を提供します。

BGMやアロマによる演出が居心地の良さをさらに高め、サーカディアン照明を採用することで時間帯に応じて色温度や明るさが変化します。

BGMやアロマによる演出が居心地の良さをさらに高め、サーカディアン照明を採用することで時間帯に応じて色温度や明るさが変化します。

BGMやアロマによる演出が居心地の良さをさらに高め、サーカディアン照明を採用することで時間帯に応じて色温度や明るさが変化します。

ランチタイムには仕事禁止の時間帯となり、食事を楽しむ方々が集う交流の場へと変化します。

4階の執務スペースは、パッチワーク調の床や多彩な家具でクリエイティブな特性を表現し、サンプル作業に適した大型作業台を備えています。

4階の執務スペースは、パッチワーク調の床や多彩な家具でクリエイティブな特性を表現し、サンプル作業に適した大型作業台を備えています。

4階の執務スペースは、パッチワーク調の床や多彩な家具でクリエイティブな特性を表現し、サンプル作業に適した大型作業台を備えています。

5階の執務スペースは、部門特性を反映しつつ、アウトドア商品のイメージを取り入れた色の組み合わせを採用しました。

5階の執務スペースは、部門特性を反映しつつ、アウトドア商品のイメージを取り入れた色の組み合わせを採用しました。

6階の執務スペースは、ネイビーを基調としたデザインで、落ち着きのある整然とした空間に仕上げています。

執務スペース内にはハイカウンターを配置し、仕事の合間にリフレッシュしたり、カジュアルなミーティングに活用することができます。

7階の執務スペースは、寒色系を基調としたさわやかで色彩豊かな仕上がりに。床材の貼り方にもこだわり、横長のライン状に貼り分けることで空間に奥行きと個性を与えています。

7階の執務スペースは、寒色系を基調としたさわやかで色彩豊かな仕上がりに。床材の貼り方にもこだわり、横長のライン状に貼り分けることで空間に奥行きと個性を与えています。

8階の執務スペースは、暖色系を基調とした明るく温かみのある空間に仕上げました。

8階の執務スペースは、暖色系を基調とした明るく温かみのある空間に仕上げました。

9階の執務スペースは、パイロットオフィスとして自由席を中心に構成され、様々な人数に対応できるフリースペースも備えています。

2Fは、お客様のブランディングを体現し、信頼感とイノベーションを感じさせる来客フロア。おもてなし度の向上とサステナビリティを表現したラグジュアリーな空間を創出しました。特殊塗装や石目調の素材を取り入れ、上質な印象に仕上げるとともに、使用済みのコーヒー豆を再利用したリサイクル建材を用いて空間をデザインしています。

各会議室は、SDGsのロゴを想起させる多様な色を取り入れたデザインとしました。原色のまま使用するのではなく、自然界の色に置き換えて採用することで、お客様のサステナビリティへの取り組みを表現しています。ルームサイン、内装仕上げ、家具の色味も、各部屋のテーマカラーに合わせてコーディネートしています。

各会議室は、SDGsのロゴを想起させる多様な色を取り入れたデザインとしました。原色のまま使用するのではなく、自然界の色に置き換えて採用することで、お客様のサステナビリティへの取り組みを表現しています。ルームサイン、内装仕上げ、家具の色味も、各部屋のテーマカラーに合わせてコーディネートしています。

会議室の壁紙には自社製品を採用し、ブランディング、アイデンティティを表現しています。スエードの質感が空間に一層の上質さを加えています。

会議室の壁紙には自社製品を採用し、ブランディング、アイデンティティを表現しています。スエードの質感が空間に一層の上質さを加えています。

待合スペースのソファには、お客様の自社商品を張地として使用し、ブランディングの一環としてそのアイデンティティを印象づけました。

LAUNCH

事務局と各フロアの推進リーダーの協力のもと、密に連携することができ、プロジェクトはスムーズに進行しました。また、プロジェクト初期からワークショップを実施し、社員一人ひとりが働く環境について深く考える機会を設けたことで、高い納得感を得ることができました。その結果、お客様からは高い評価をいただき、さらに別拠点でのプロジェクトもスタートしました。

PROJECT FLOW
  • 基本計画

    フロアごとに段階的に改修を進めるアプローチを採用。各段階で社員の意見を収集し、具体的に計画へ反映しました。コワーキングスペースを含む共用フロアにはフリーアドレス席を設け、実際に体験してもらうことで、固定席から自由席への移行に伴うギャップの解消を目指しました。

  • 実施設計

    デザインテーマ「明るく、健康的で、居心地のよい空間」を基調としながら、各部門の特徴を引きだす意匠計画をフロアごとに行い、個性的な空間を構築しました。

  • コスト調整

    長期にわたる段階的なフロア改修の特性を踏まえ、全体予算内で進行できるよう計画段階から各フロアへの予算配分を管理。金額感を常に考慮しながら調整しました。

  • 環境構築

    長期間にわたる段階的なフロア改修のため、事務局を始めとした関係各所との定期定例会議など、密な連携を図り、PM・設計・施工の各工程を円滑に進め、無事に完工を迎えることができました。

PROJECT DATA

Client: 東レインターナショナル株式会社
Project: 東レインターナショナル株式会社東京本社 レイアウト変更プロジェクト
Business: ワークプレイス構築
Role: プロジェクトマネジメント / 設計・デザイン / 施工 / 運用支援
Completion Date: 2024.09
Size: 4,240㎡ / 1,285坪
Location: 東京都中央区
Category: 総合商社

CREDIT
企画立案

コクヨ株式会社

プロジェクトマネジメント

株式会社フロンティアコンサルティング

設計・デザイン

株式会社フロンティアコンサルティング

施工

株式会社フロンティアコンサルティング

撮影

鈴木慎之介

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