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当社施工初 「日本橋ノーススクエア」が省エネルギー性能認証BELSの5つ星を取得 – 環境認証取得サービスのラインアップを拡充 –

株式会社フロンティアコンサルティング(住所:東京都千代田区、代表取締役社長:川原 邦章、以下当社)が設計・施工を担い、JR西日本不動産開発株式会社(住所:大阪府大阪市、代表取締役社長:藤原 嘉人)のグループ企業であるJR西日本不動産マネジメント株式会社(住所:大阪府大阪市、代表取締役社長:石原 康隆)が管理・運用する「日本橋ノーススクエア(東京都中央区日本橋堀留町)」において、当社として初めてBELS(*1)を取得。5つ星(エネルギー消費性能40%以上50%未満)に認証されました。

当社は、築32年のオフィスビルを改修する本プロジェクトにおいて、BELS取得につながる改修計画を念頭に置きつつ、什器・設備を備え付けたセットアップ仕様に設えました。二酸化炭素排出量および光熱費を国の定めた一般的な基準値から約54%まで削減する省エネ化を実現した結果、建築物の省エネルギー性能を測る指標であるBEI(Building Energy Index)=0.57の評価を受けました。

昨今の不動産投資やテナント入居時に重視されるESGへ配慮したビルの構築は、ビルオーナーにとってメリットが大きく、BELSをはじめとする環境認証の取得により、銀行借入の利子率低下やグリーンローンの選択肢が増えるといった収支向上に期待できます。BELSを取得したビルは省エネ性能が高く、月々の電気代を削減できることから、テナントにとってもメリットが大きく、〈テナントに選ばれるビル〉として、空室率の改善にも期待できます。2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、2024年4月からは、建築確認申請を行う住宅・建築物を販売・賃貸する事業者において、省エネ性能ラベルの表示が努力義務となり、物件の選定要素として省エネ性能が比較されるようになったことで、住宅・建築物における省エネ性能への関心が事業者・消費者問わず高まっています。

なお、BELSは2013年に国土交通省が示した「非住宅建築物に係る省エネルギー性能の表示のためのガイドライン」に基づき、2014年に開始された制度で、非住宅カテゴリにおける5つ星を取得した物件は、2024年4月にBELS評価制度が改正される以前に3045件、改正後から現在で1382件です。(*2)

当社サービス「ビルディングソリューションコンサルティング」では、ビルの社会的評価を高めるアプローチとして、環境認証の取得を視野に入れた最適な計画を戦略的かつ総合的に提案します。この度、取得したBELSがサービスラインアップに加わったことで可能になった、より多角的なアプローチが、ビル資産価値向上やテナント入居率に悩むビルオーナーの一助になることを期待します。

(*1)BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)とは、オフィスビルなどの建築物において、国の定めた省エネ基準から、一次消費エネルギーの削減量を測る指標であるBEIを7段階の星の数(レベル0~レベル6)で評価し、省エネルギー性能を表示する第三者認証制度です。
(*2)出典:一般社団法人住宅性能評価・表示協会.“事例データ一覧”.【区分:非住宅】【星:☆5】,2025-05-23.https://bels.hyoukakyoukai.or.jp/cases/list,(参照2025-05-23)

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