V I E W
BACK

-10月8日は「木材利用促進の日」- オフィスビルのリニューアルメニューに地域産材を用いた全面木質化サービスを拡充。当社初となる同サービスを施工した福岡市内での案件を皮切りに、地域産材の利用促進と脱炭素社会の実現に貢献

株式会社フロンティアコンサルティング(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:川原 邦章、以下当社)は、オフィスビルの資産価値を高めテナント入居率向上を図るリニューアルメニュー(ビルディングソリューションコンサルティング)に地域産材を用いた全面木質化サービスを拡充しました。地域産材を用いた全面木質化サービス施工の当社第1号となる福岡市内の本案件(物件非公表)を皮切りに、全国での地域産材の利用を促し、脱炭素社会の実現に貢献します。

従来、オフィスビルのリニューアルにおいて特に外壁への木材の利用は、耐火性などの観点から控えられてきましたが、地球の温暖化対策として、建築物における省エネおよび脱炭素社会の実現を目指した、「木材利用促進法」(2021年)および「建築基準法」(2025年)の改正を背景とする、木質化対象建築物の拡大や防火規制の合理化により、耳目が集まりました。当社は、当該ビルの正面外装においてそもそも法令上の耐火性能を備える外壁材に加えて、元来一定の耐火性能を有する木材を貼付することで、耐火性のさらなる向上と意匠性を担保するとともに、地域産材利用に寄与しました。

〈福岡市農林水産局森づくり推進課コメント〉
「地域の木材を活用したオフィスビルの整備は、都市の環境負荷低減と地域資源の有効活用を両立する、意義のある取組みです。木材の持つ温もりや調湿性が働く人々の快適さにもつながり、都市空間における新たな価値創出につながるものと期待しています」

なお、オフィスビルの国産材利用は、当社が評価員資格保有社員を中心に取得を支援するサステナブル環境認証中、CASBEE(*1)不動産評価認証の評価項目に並んでおり、昨今の不動産投資やテナント入居時に重視されるESGへ配慮ビル構築において、グリーンローンといった融資選択肢の拡充や、GRESB(*2)評価の対象になるなどの効果が期待されます。

当社は、ワークプレイス構築に特化したコンサルティングで培った知見に加え、オフィスビルで〈働く人〉の目線を想像した、オフィスビルリニューアルサービス「ビルディングソリューションコンサルティング」(https://www.frontierconsul.net/building-solution)により、〈働く場所〉としての長期的・本質的な不動産価値の最大化を図ります。

(*1)CASBEE(建築環境総合性能評価システム):建築物の環境品質(生活快適性の向上)と環境負荷(外部に与える環境的影響)の両面から環境性能を客観的かつ総合的に評価するシステムです。
(*2)GRESB(Global Real Estate Sustainability Benchmark):不動産セクターやファンドが、ESGにどれだけ貢献しているかを評価する指標

LATEST