V I E W

株式会社日阪製作所

ワークプレイス構築

プロジェクトマネジメント / 設計・デザイン / 施工

WORK PLACE

2,350㎡ / 710坪

対話と効率を高める、工場からのワークプレイス構築

日阪製作所様の鴻池事業所では、工場のワンフロアをオフィスへとコンバージョン。複数棟に分散していたオフィス機能をこのワンフロアに集約し、部署間の垣根を取り払い、業務効率とシームレスな連携を実現しました。建物の構造や業務特性を丁寧に読み解き、ワンフロア型オフィスならではの一体感を最大限に活かした、快適で機能的な働く環境を構築しました。

CONCEPT

お客様が策定された「深化を促す」「生産性の向上」という2つの目的を軸に、「対話と選択が生む効率」という思想が空間に自然と反映されるよう、構成や機能に落とし込みました。部署間のつながりや社内外の連携を強化するため、自然な交流と活発な会話が生まれる空間をデザイン。また、働く場所や過ごし方にささやかな変化を持たせることで、気持ちの切り替えや集中を促す工夫も盛り込みました。空間が、業務の質を高めるための「しくみ」となることを目指しました。

PLANNING

工場特有の高天井や構造を活かし、床のレベル差で空間を緩やかに分節。視線の誘導や自然なゾーニングを可能とする構成としました。開放感のある窓側には打合せスペースを配置し、会議室稼働率や収納量、ワークスペースの適正面積など、定量データに基づきレイアウトを計画。収納の細部設計と落下防止対策にも配慮し、安全性と実用性を兼ね備えた空間を実現しました。

DESIGN

空間全体に一体感を持たせながらも、エリアごとに異なるデザインテイストを展開しました。エントランスや来客スペースは、深海や夜空を思わせる深みのある色調で統一し、静けさと奥行きを感じさせる佇まいを演出。植栽や木目をあしらった従業員エリア(リフレッシュスペース)では、柔らかな雰囲気で自然と調和し、リラックスできる空間を演出しています。執務エリアにはランダム貼りの床材を採用し、視覚的なリズムと遊び心を加えました。

会社の顔となるエントランスは、落ち着いた雰囲気と深みのあるカラーで構成。熱交換技術に通じる“流体”のイメージから着想を得て、壁・床・天井にやわらかな曲線を施しています。また、壁面には環境に配慮した塗料を採用し、サステナビリティへの取組みをさりげなく表現しました。

 

従業員エリア(リフレッシュスペース)は、木素材の温もりとゆとりある席配置により、柔らかな雰囲気のなかでリラックスできる空間に整えました。

 

集中して業務に取り組む執務スペースは、機能性に加え、親しみやすさも兼ね備えています。天井には既存の配線・配管用ラックをあえて残し、工場からのコンバージョンであることを象徴的に示すアクセントとしました。

 

中央のフリーアドレスエリアには多様なデスクを用意し、働く人がニーズや気分に合わせて最適な場所を選べる空間に。床はランダム貼りの素材を採用し、さりげないリズムと遊び心を添えています。

 

キャスター付きの可動式テーブルが自然な会話を促し、コミュニケーションの活性化を後押しします。

深海を思わせるブルーでまとめた応接室。モールディングを施した壁面が、応接空間ならではの特別感を演出します。

最大16名まで対応可能な来客用会議室。大人数の打ち合わせにも対応できる、ゆとりある空間です。

最大36名まで対応可能な来客用会議室。セミナーや社内外の打ち合わせなど、幅広い用途に対応します。

LAUNCH

お客様・施工会社との三者で定期的な確認を重ね、丁寧な調整を行うことで認識のずれを防ぎ、プロジェクトをスムーズに完了することができました。工場からのコンバージョンでありながら、ワンフロア型オフィスの特性を最大限に活かし、利便性、効率性、デザイン性を兼ね備えた、お客様らしさを象徴するオフィスが実現したと確信しています。

PROJECT FLOW
  • 要件整理

    お客様主導による社内アンケートや、会議室の稼働率・収納量などの実態調査を実施。その分析と運用検討会の議論をもとに、部署間の連携強化や利便性向上を目指し、空間づくりの方向性を定めていきました。

  • 概念設計

    お客様のコンセプトを基軸に据えつつ、事前調査から見えてきた多様なワークシーンを丁寧に空間構成や機能に反映。コンセプトの具現化を超えて、日々の業務の質を高めるための最適な環境を構想しました。

  • 基本計画

    ワンフロア型オフィスの特性を活かし、部署間の連携や会議室利用がしやすい構成を計画。利便性や効率性に配慮したゾーニングに加え、フリーアドレス席や窓辺のオープンミーティング席など、シーンに応じて働く場所を選べる柔軟なワークプレイスを目指しました。

  • 実施設計

    基本設計をもとに、仕上げ材のサンプル検証や什器寸法の調整を重ね、施工に直結する図面へと落とし込みました。安全対策としての落下防止柵や、天井設備の色・配置への配慮など、実際の使い勝手も検討。施工パートナーとの施工基準を確認しながら仕様を最適化し、快適性と機能性を確実に担保しました。

  • コスト調整

    デザイン構築の段階から仕上げ材のグレードや家具の仕様・数量を見直し、デザイン性を担保しつつ、コスト最適化を図りました。

  • 環境構築

    工場敷地内での施工という特性上、搬入経路や安全対策に十分配慮。お客様の協力のもと、スムーズかつ安全な施工体制を整え、円滑な現場進行を実現しました。

PROJECT DATA

Client: 株式会社日阪製作所
Project: 日阪製作所 鴻池事業所 熱交東棟
Business: ワークプレイス構築
Role: プロジェクトマネジメント / 設計・デザイン / 施工
Completion Date: 2025.05
Size: 2,350㎡ / 710坪
Location: 大阪府東大阪市
Category: 産業機械製造販売業

CREDIT
企画立案

株式会社フロンティアコンサルティング

プロジェクトマネジメント

コニカミノルタジャパン株式会社 / 株式会社フロンティアコンサルティング

設計・デザイン

株式会社フロンティアコンサルティング(建築・設備設計:株式会社大林組)

施工

株式会社大林組 / コニカミノルタジャパン株式会社 / 株式会社フロンティアコンサルティング

撮影

株式会社フロンティアコンサルティング

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