目白NTビル
ビルリニューアル事業
プロジェクトマネジメント / 設計・デザイン / 施工
BUILDING RENEWAL
497.0㎡ / 150坪

洗練されたモノトーン空間とCASBEE不動産評価認証により、ビルの資産価値と存在感をアップグレード
築古オフィスビルの資産価値向上を図る改修プロジェクトとして、低層部の外装、エントランス、ファサード、共用部のデザインを担当しました。モノトーンを基調にした色調と素材選びにこだわり、洗練された高級感のある空間を実現しました。ビル全体の環境品質向上を目指し、CASBEE不動産評価認証Sランクを取得。それにより、ビルの存在感を強化するとともに、長期的な価値向上を実現しました。
CONCEPT
色調と陰影の調整を通じて、立体感や深みを生み出し、ビル全体に洗練された高級感を加えることを目的としてデザインコンセプト『SHADE』を策定しました。空間全体をモノトーンで統一することで、洗練された佇まいへと昇華。外観では既存の壁を活かしつつ、低層部に黒を取り入れることで締まりを持たせ、ビル全体の一体感を高めるアプローチを提案しました。落ち着きのある文教地区の街並みに調和しながらも、ビル本来の個性を際立たせるデザインを目指しました。
PLANNING
デザインによる空間の刷新にとどまらず、CASBEE不動産評価認証の取得を見据えた計画を立案。建築の環境性能向上を図るため、環境に配慮した素材選定や既存材の活用、植耕計画を行い、環境負荷の低減に貢献しました。また、外装の照明計画により、ビル全体の存在感を際立たせるとともに、夜間の視認性を高め、歩行者や周辺環境の安全性や利便性の向上にも寄与しています。
DESIGN
彩度を抑えたトーンで空間全体を統一し、素材選びにこだわることで、洗練されたモダンで高級感のあるデザインに仕上げました。基準色として落ち着いたダークカラーを採用し、明度の異なる色合いをアクセントとして取り入れることで、モノトーンながらも立体感のある空間を演出。外装では、既存の白いタイルを活かしつつ、金物のラインをアクセントとして加え、シャープでモダンな印象を強調しました。
柱の両サイドにフレームを設けてエッジを強調し、縦方向の伸びやかさを演出。さらに、上部の水平フレームとつなげることで、ファサード全体に奥行きと立体感をもたせています。
柱とエントランス部分には間接照明を設置し、人の往来時の視認性を向上。通用口側の壁面にも同様のデザインを採用し、どちらのアプローチからも統一感のある印象を持たせています。
外部から取り入れたラインデザインを室内にも反映させ、ファサードとの一体感を強調しています。
エレベーターホールは1階のデザインコンセプトを踏襲し、モノトーンで統一しました。
トイレはブースやカウンターなどの既存設備を活かしながら、表層のみをリニューアルすることで、コストを抑えつつ印象を一新しました。
LAUNCH
目白通りと明治通りの交差点に位置するビルとして、両通りからの視覚的調和を意識した外観デザインが、周囲の景観と調和しながらも確かな存在感を確立しました。CASBEE不動産評価認証を見据えた設計により、完成後にはサステナビリティと機能性を兼ね備えた高品質なビルへと生まれ変わり、ビルの資産価値向上に寄与する魅力的なオフィス環境を提供することができたと感じています。
PROJECT FLOW
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要件整理
1990年竣工物件の共用部リニューアルにおいて、視認性向上と文教地区にふさわしい外観変更を検討しました。
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概念計画
ビルの資産価値を高めるアプローチを検討し、デザインを直感的にとらえることができるコンセプトを考案しました。
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基本計画
ビル全体の環境性能向上を目指し、CASBEE不動産評価認証取得を見据えた計画を立案しました。
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実施計画
周囲の景観に埋もれがちだった白一色の外観に印象を一新する仕掛けを施し、雑司ヶ谷駅からの視認性向上を図りました。
PROJECT DATA
Project: 目白NTビル改修工事
Business: ビル資産価値の再構築
Role: プロジェクトマネジメント / 設計・デザイン / 施工
Completion Date: 2024.11
Size: 497.0㎡ / 150坪
Location: 東京都豊島区
Category: PR
CREDIT
- 企画立案
株式会社フロンティアコンサルティング
- プロジェクトマネジメント
株式会社フロンティアコンサルティング
- 設計・デザイン
株式会社フロンティアコンサルティング
- 施工
株式会社フロンティアコンサルティング
- 撮影
熊谷義朋
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