メールアイコン
コラム Column

Column

コラム

オフィスデザインホーム >  コラム > オフィス天井の種類と設備、それぞれのメリット

オフィス天井の種類と設備、それぞれのメリット

オフィス天井の種類と設備

オフィスの天井を、じっくり観察する人は少ないかもしれません。しかし、天井はオフィス全体の雰囲気が決まる重要なポイントです。オフィスを作る際、「天井にこだわりはない」となんとなく天井の種類を決めて不都合があっても、あとから入れ替えることは難しいでしょう。

オフィスに適した天井と、設備を選ぶことで、オフィスのイメージもガラリと変わります。ここでは、オフィス天井の種類と設備を紹介し、それぞれの天井が適したオフィスを提案します。

オフィスの天井は種類によってどう変わる?

オフィスの天井にはいくつかの種類があり、それぞれに特徴があります。見た目はもちろん、機能も異なります。

どのようなオフィスにしたいかで、天井の種類を選びましょう。オフィスの天井の種類と設備について、まずは概要を説明します。

オフィス天井の種類

そもそも天井の種類は、直天井(じかてんじょう)と吊り天井の2種類です。

直天井とは、上階の床下に直接天井が付いており、上階と天井の間に隙間がないタイプの天井です。一方の吊り天井は、上階の床下から吊り材を組み、下の階の天井が吊り下げられたタイプの天井で、上階の床と天井の間に空間が生まれます。

オフィスの天井は、一般的には吊り天井タイプが多いとされています。吊り天井は、大きく分けて下記の2種類です。

●システム天井
●在来工法天井

従来工法天井とは、素材となるボードを組み合わせることで、天井を作る方法です。使用するボードの種類によって、吸音性や断熱性などが異なるため、オフィス内の環境を整えたい場合に適しています。ボードをビス止めするため、ビスが見えることやシステム天井に比べてレイアウト変更が難しいことがデメリットです。

システム天井とは、空調や照明設備などを天井に組み込むことで、天井と設備を一体化させる方法です。レイアウトの変更が容易で、メンテナンスも簡単であることから、オフィス天井としてよく利用されています。

オフィス天井の基本的な設備

オフィスの天井には、一般的に下記の設備を取り付けます。

●点検口
●換気口
●スプリンクラー
●非常照明
●煙感知器
●非常放送用スピーカー

天井裏の配線や、空調を点検するときに使用する点検口は、できるだけ目立たない場所に配置できるよう工夫が必要です。

また、換気口は、空気の循環に重要な役割を果たし、設置場所によってはオフィス内の空気がうまく回らないこともあるため、空調の位置関係に注意しましょう。

スプリンクラー・非常照明・煙感知器・非常放送用スピーカーは、防災用の設備で、いずれも天井に取り付ける必要があります。煙感知器やスプリンクラーは、設置する位置が決められているため、オフィスのレイアウトを決めるときに棚などの背の高い家具と被らないようにしましょう。

システム天井の場合は、上記の設備や照明器具を天井と一体化させることができ、目立ちにくいのが特徴です。パネルごとに交換できるため、設備の交換も従来工法天井より簡単とされています。

システム天井

システム天井のデメリットは、システム天井に使用できる材質の都合上、従来工法天井と比べて吸音性が低いことです。さらに、従来工法ではボードをビスで1つ1つ固定しますが、システム天井ではパネルをはめ込むだけです。そのため、地震があったときに、パネルが落下する危険性が大きい点も理解しておかなくてはいけません。

しかし、システム天井にはメリットも多く、特にオフィスで使用するときは非常に便利な天井といえます。

主なシステム天井は、下記の2種類です。

●グリッド型システム天井
●ライン型システム天井

それぞれのメリットと、使用が向いているオフィスについて説明します。

グリッド型システム天井のメリット

グリッドとは格子や方眼を意味し、グリッド型天井は格子型に組まれた天井をいいます。枠組みに天井パネルをはめ込むため、ビスが外に見えることなくスッキリとした見栄えが特徴です。照明などの設備もパネルごとにはめ込まれるため、部分的に交換ができます。天井の取り外しも簡単で、メンテナンスも容易です。

グリッド型システム天井は、メンテナンスに時間がかからず、レイアウト変更もしやすいため、オフィス内を可変的に使用したい場合に適しています。

一方で、従来工法天井よりも吸音性が低く、上階の足音が響きやすい点には注意が必要です。見た目はスッキリとしますが、建物の構造上、より高い遮音性が必要なときには向きません。

ライン型システム天井のメリット

ライン型システム天井とは、一方向に照明や換気口が並ぶ天井です。天井素材と設備を一体化させて、天井にはめ込みます。照明などの天井設備がライン上に並ぶため、デスクや家具の配置をそろえると、均一性のあるオフィスに仕上がります。はめ込み式天井のため、グリッド型と同様に設備の交換やメンテナンスは容易です。

しかし、一方向になった天井の向きを変えることは難しく、レイアウト面であとからの変更がしにくいデメリットがあります。ライン型システム天井は、天井パネルが固定されずにはめ込まれているだけなので、大きな地震が起こると落下のリスクもあります。

グリッド型システム天井も、同じリスクがあることを理解しておきましょう。ライン型のシステム天井は、オフィスの見た目を整え、スッキリとした印象を与えたいときに有効です。

従来工法天井

従来工法天井のデメリットは、ボードを固定するときのビスが丸見えであることです。また、照明や空調などの設備を移動させにくく、オフィスのレイアウトを変えたいときには向きません。

しかし、吸音性や防音性に優れたボードを使用すれば、足音や話し声による騒音を軽減できるため、静かなオフィスが実現します。また、セキュリティ面からも、防音性の高い天井は重要といえるでしょう。

ここでは、従来工法天井で使用されるボードの材質別に、メリットを説明します。

岩綿吸音板貼り天井のメリット

岩綿吸音板とは、岩綿を原料とする天井ボードです。岩綿はロックウールとも呼ばれ、珪石や玄武岩を材料として作られた人造鉱物繊維で、アスベスト(石綿)のような発ガン性はありません。

表面に独特の模様があることが特徴で、基本的には大きな凹凸はありません。なかには凹凸をつけた岩綿製のボードもあり、メリハリをつけた天井に仕上がります。

岩綿吸音板貼り天井のメリットは、吸音性・遮音性・断熱性に優れている点です。会議中に、上階からの騒音が聞こえることは避けたいものです。音を吸収する性質を持った岩綿の天井ボードは、オフィスに適しているといえます。他の天井材と比べて、断熱性も高いため、オフィスの室温調整がしやすく、光熱費を抑える効果にもつながります。

化粧石膏ボード貼り天井のメリット

石膏ボードとは、石膏でできた板材で、天井や壁材として使用されます。石膏ボードの表面は黄色い紙で覆われているため、上にクロスなどを貼って見た目を仕上げるのが一般的です。

一方、化粧石膏ボードは最初から表面仕上げが施されているため、クロスを貼る必要がなく、施工が簡単であることがらよく利用されます。岩綿吸音板と同様に、表面に独特な模様があります。また、天井に使うときはビス止めが必要です。

化粧石膏ボードの天井は吸音性が高く、オフィスの天井として機能面で優れています。さらに、ボードの単価が低いため、コストを抑えたい場合にもおすすめです。

スケルトン天井

スケルトン天井とは、天井にパネルやボードを付けず、建物の躯体がむき出しのままの天井です。カフェやレストランで見かけることが多い工法ですが、オフィスにも利用される場面が増えています。

天井を付けないことで、空間が広がり、狭さを感じさせにくいオフィスができあがります。スケルトン天井のメリットは、開放感が生まれることと、デザイン性に優れていることです。あえて建物の躯体を見せることで、海外のオフィスのようなおしゃれな空間に仕上がります。

スケルトン天井は天井パネルがないため、遮音性が低く、断熱性にも欠けることがデメリットです。天井がある場合と比べて、空調も効きにくくなり、結果的にコストがかかる可能性があります。

オフィスの天井は見た目にも機能的にも重要

オフィスの天井を、じっくり見ることはほとんどないかもしれませんが、床や壁と同様に、天井はオフィスの顔となる部分です。天井を決めるときは、コスト面だけでなく、材質や機能にもこだわるとよいでしょう。

天井の種類の特徴は、下記の表のとおりです。

システム天井 従来工法天井
グリッド型 ライン型 岩綿吸音板 化粧石膏ボード
吸音性 低い 低い 高い 普通
耐震性 低い 低い 高い 高い
メンテナンス 容易 容易 困難 困難
外観 整っている 一方向に整っている ビス止めあり ビス止めあり

希望するオフィス内のレイアウトや、機能性に応じて適した天井を選びましょう。

オフィス・事務所移転で何かお困りの際は、ぜひフロンティアコンサルティングにご相談ください。
オフィス・事務所の仲介・設計デザイン・レイアウトの作成、内装工事の実施、PM・CM業務から
什器オフィス家具手配、引っ越しまで、お客様に合ったベストなトータルソリューションをご提供いたします。
お問い合わせはこちら>

Result / このカテゴリの実績紹介

Service / サービス一覧

More


ページトップへ