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「働く環境と機会」の構築に際して「パーパス・ドリブン ワークプレイス」を提唱

株式会社フロンティアコンサルティング(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:川原 邦章、以下当社)は、「働く環境と機会」の構築に際して、新本社(OTEMACHI KORTO)構築にあたり念頭に置いた「Purpose Driven Workplace」(パーパスがはたらくワークプレイス)を広く提唱します。

当社は、企業は社会における存在意義(パーパス)を起点に働く環境を整え、パーパスへの共感を生み、働く人々が企業と協働して働きがい(自己実現と貢献実感)を充足する「パーパス・ドリブン ワークプレイス」の構築に取り組むことが重要と考えます。また、パーパスがはたらく環境には、これまでのようなロケーションありきの場づくりではなく、パーパスと照らし合わせ自分たちの理想とする働き方を明確化した「ワークビジョン」からロケーションを選択する考え方が欠かせません。

パーパス・ドリブン ワークプレイスのポイントは、働きがいの充足を念頭に2点。1点目、企業と個人がパーパスの実現に必要な社内外の「関わり」を育めることです。2点目、働き方の多様化に伴い、その選択肢が増える中においても、関わりを育めるように、対面に加え、働き方の広がりに応じた場所や時間、組織を跳躍したコミュニケーションが行えることです。以上2点をワークプレイスの機能的価値とし、8つのワークシーンを生み出します。

1.企業パーパスを語り、共感を生める
2.個人パーパスをデザインできる
3.企業と個人のパーパスを擦り合わせられる
4.パーパス実現に必要な学習ができる
5.自律性を獲得できる
6.コミュニティ活動を支援できる
7.ステークホルダーと協働できる
8.自己超越を感じられる(個人では成し得ない達成)

また、パーパス・ドリブン ワークプレイスは、「ソーシャルキャピタル(*1)」「ウェルビーイング(*2)」との関連性が非常に高く、パーパスがはたらく環境を構築することで、パーパスの実現を動機として生まれる社内外の関わりが個々のソーシャルキャピタルを醸成するだけでなく、精神的および社会的ウェルビーイングの向上に寄与します。更に、ウェルビーイングが向上することで、自己実現に向けた環境が整う好循環を生むと考えます。

新型コロナウイルス感染症を機に働き方の起点が働く人々へと移り、人々が企業や組織が整備した働き方に合わせる時代から、企業が働く人々が求める働き方を提供する時代に遷移しました。当社は、今後、働く人々は、より公私ともに自らの可能性を切り拓きやすい働き方を選べるようになることを背景に、自己実現の欲求と可能性を高め、自己実現や貢献実感を満たす環境と機会を働く場に求めるようになると考えます。

なお、当社はパーパス・ドリブン ワークプレイスを実践した新本社構築のタイミングに合わせ、同ワークプレイスの「ソーシャルキャピタルおよびコミュニケーションに及ぼす影響」について調査を実施しました。今夏の結果発表を予定します。

*1ソーシャルキャピタル:
社会関係資本を指し〈人と人との繋がりで得られる便益〉そのすべての総称。「金融資本」「人的資本」に続く、第三の資本と言われ、当社は今後ワークプレイスが、コミュニケーションや社内外との関わりを促す場、つまりソーシャルキャピタルを醸成する場としてプレゼンスが高まると考えます。

*2 ウェルビーイング:
自己実現(ウェルネス)に向けて、〈肉体的・精神的・社会的〉の全てが満たされた状態を。組織にとって、構成する3つのウェルビーイング要素の全てを高い次元で充実させたい意向はあっても、そこに掛かる費用や労力の観点から実現のハードルは低くありません。一足飛びではなく、組織ごとに取り組みやすい分野から着手する姿勢が肝です。

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