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-組織内コミュニケーションを調査分析。相互理解、協働を促すプログラム‐「Communication Design Examination and Execution」を提供開始

株式会社フロンティアコンサルティング(住所:東京都中央区、代表取締役社長:佐々木真志、以下当社)は、感情情報の定量化および心理学的に分析する株式会社エモスタ(代表取締役社長:小川修平)の協力を得て、組織内コミュニケーションの評価とその影響要因の調査分析を行い、相互理解・協働を促す改善方法を導き出すプログラム「Communication Design Examination and Execution」(以下CDX)の提供を開始します。

CDXは、〈意識〉〈機会〉〈能力・技能〉に関連するアンケートを実施することで、コミュニケーションの障壁やキーパーソンの傾向を洗い出し、改善介入ポイントの顕在化を図ります。コミュニケーションを行う人をノード、ノード間の繋ぎをコミュニケーションとして捉えネットワークとして可視化、定量的に観測します。ネットワークの〈中心〉に着目する次数中心性ではなく、〈繋ぎ〉に着目する媒介中心性を採用することで、組織内コミュニケーションにおける隠れたキーパーソンを見つけ出します。組織としての評価軸は、「スモールワールド性」「クラスター性」の2点。スモールワールド性は、平均仲介数を算出、値が小さい組織ほど、発せられたコミュニケーションが全体に行き渡る効率が高いと評価されます。クラスター性はネットワークの濃度を算出、算出値が高いほど〈繋がり〉が多く、コミュニケーションの密度が濃いと評価されます。

⽣産性を測る上で、コミュニケーションは重要な指標のひとつであるにも関わらず、⼀般的に60%~80%の企業が社内コミュニケーションにおいて課題を感じているといわれます。場を活⽤したコミュニケーションの改善は、オフィスの移転や改修時のニーズとして挙がりますが、オフィスに寄せられる期待が⼤きな⼀⽅、コミュニケーションに関する様々な要因を包括的にとらえた計画の実⾏は⾮常に複雑かつハードルが高いのが実情です。以上を背景に、1月に新設したワークデザイン研究開発部メンバーを中心に、現状のコミュニケーションデザインを調査分析、改善するためのプログラムの開発に至りました。

当社はオフィスコンサルティングファームとして長年ワークプレイス構築を手掛けてきましたが、CDXから得られた分析結果を用いたノード間の新しい〈繋ぎ〉の創出やコミュニケーションに適した場所の提案により、サービスラインアップの拡充を図ります。

▲媒介中心性のイメージ

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