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働く人

PEOPLE

ワークプレイスの内装設計を通して、そこでの働き方までを提案していく

デザイン部(WPS担当) / チーム長

坂本大輔

PROFILE

建築を通して人の関係性をつくる仕事をしたいという思いから、前職では工務店で注文住宅の設計に従事。その後、スキルアップできる環境と、個人の働き方にも考慮された仕組み、その両面のバランスの良さを感じたことから2018年に中途入社。ワークプレイス構築に設計デザイナーとして携わり、2023年からはチーム長を務める。

デザイン部(WPS担当) の業務について教えてください。

オフィスの移転やリニューアルを考えられている企業に向けて、ワークプレイスの内装設計を通して働き方の提案をしていく仕事です。わたしたちの業務はまず、営業といっしょにお客様への提案内容を考えることからはじまります。提案の多くは他社とのコンペとなるのですが、そのための準備期間は平均すると2〜3週間ほどです。発注をいただいた後は、そこからより具体的なレイアウトを引き、工事の完了までを見届けます。完了までは早くて3ヶ月、長ければ1年に及ぶものもあります。これらの案件ではその規模に応じて担当するデザイナーの人数が変わり、1人の時もあれば、若手育成の面から先輩と後輩がいっしょに担当することもあります。こうして1人あたり年間で30案件ほどを担当しています。

業務にあたる上で、どんなことを大切にしていますか?

ワークプレイスの設計とは、「人と人との関係性をつくる仕事である」と常に頭の片隅に置くことではないでしょうか。わたしが前職で設計に携わっていた注文住宅と同様に、働く場所もまた特定の人々がいっしょに長い時間を過ごす場所です。さらに言えば、住宅はあくまでひとつの家族が住むものですから、一軒毎のレイアウトにそこまで大きな差はありません。それに対してワークプレイスの設計は、「お客様がどんな企業なのか?」、「どんな働き方をしたいのか?」、「そのためにどんな使用用途を考えているのか?」といった要件によって複雑に形を変えていきます。その上で、いかにしてより良い「関係性をつくる」場所にできるか。それを設計することはとても難しく、だからこそ完成したワークプレイスで見るお客様がいきいきと働かれている姿は、やりがいとして強く感じられるものです。

現在はどのような働き方をしていますか?

わたしは小さな子を持つ親で、生まれた直後には育休も取得しました。そうした立場から、会社として導入しているハイブリッドワークという制度、働く場所と時間を柔軟に選択できることの働きやすさは人一倍感じています。これがなければ今の生活を成り立たせられないほどです。自身の経験からその良さを説明するなら、例えば会社で働いていた日に、子供をお風呂に入れて寝かしつけるために早めに帰宅し、その後に自宅でまた仕事に戻るという働き方を、勤務時間として選択できるようになったことは大きいですね。以前であれば、定時後も突き詰めたい仕事があれば、オフィスで残業する以外の選択肢が無かったので、そもそも早めに帰宅するという選択をしていませんでした。家族との時間を楽しめることで、仕事もより楽しく感じられています。こうして新たな働き方の重要性を身をもって感じられたことで、お客様に対しても提案するワークプレイスによってどんな働き方が実現できるかということをより説得力を持って話せるようになりました。

これから先、「働く」ということはどのように変化していくと考えますか?

働く時間や場所が今まで以上に暮らしや街の中に溶け込んでいき、それらの境界が曖昧になっていくのではないでしょうか。今でもカフェで仕事している人がたくさんいますよね。これからはそうした風景が街中の色々な場所、色々な時間で見かけるようになるはずです。それは「ワークライフバランス」という言葉ではもはや説明できないほど、仕事と生活は切り離せないものになってきています。これを悪い意味で捉える人もいるかもしれませんが、わたしはそうは思いません。働く場所を移動しながら仕事の合間に子供の面倒を見るという働き方は、むしろ「生活の中で自分らしく仕事をデザインしている」と感じられるものです。そうした中で、未来のワークプレイスにはどんなことが求められるのか。それは「意識」の部分で仕事と生活を切り替える何かなのだとわたしは考えます。その答えはまだはっきりとは見えていませんが、そこにアプローチしていくことには面白さを感じています。

TEAM VOICE

レイアウトに現場目線でアドバイスをくれる存在

  • デザイン部(WPS担当) / チーム長

    坂本大輔

  • CM部 / リーダー

    中田裕也

異なる部門が社内で連携できることのメリットはどのように感じますか?

坂本

中田さんたちが現場を管理してくれることの安心感は大きいです。案件によっては外部の方々が施工管理を担当するケースもあって、もちろん協力会社なので工事に想定外のことが起きれば迅速に対応してくれるのですが、CM部だとそれが起きるもっと前、図面を引いている段階からアドバイスをくれたりしますから。

中田

部門は違っても同じ会社ですし、目指すところが「お客様のため」であるのはいっしょですからね。わたしたちからしても、「こうした方がもっと良くなるんじゃないか?」という提案をデザイン部の人たちが受け入れてくれることで、最終的に出来上がるワークプレイスがより良いものにできていると実感しています。

坂本

中田さんたちにはやはり豊富な現場経験がありますから。図面を見た時に言ってもらえる、「この部分、何年後かには不具合が出ると思うのでやめた方が良いですよ」といった、わたしたちでは想像し切れない現場でのメンテナンス的視点からの意見は本当に頼もしいです。

中田

現場では想定外のことが必ず起きますからね。それに一番はじめに気付くことも、起きてしまった問題に一番はじめに対応し解決するのもCM部の仕事だと思っています。

坂本

これからはそうした現場の視点を生かして、プロジェクトのより上流からいっしょに考えていけたら良いですね。

CREATING A NEW WORK STAGE.

成長意欲を持ちながら、同時に実直さも忘れない

わたしたちの仕事はワークプレイスを設計することですが、フロンティアコンサルティングは案件を担当したデザイナー個人の名前を実績として表に出すことはしていません。それはつまり、ワークプレイスとはデザイナーの作品ではなく、あくまでお客様の個性や働き方に合わせて作られる場所であるべきである。そうした考えから来るものだと思っています。「自分にしか作れない働く場所を作りたい」という成長意欲を持つことも大切ですが、同時にこうした実直さも忘れてはいけないということを魅力的な社風として日々感じています。

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