オフィス内装のときの通路幅について

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オフィス内装のときの通路幅について

オフィス内装をするとき大事にしたい点で、「通路幅」がございます。
お客様から見た印象だけでなく、勤務する社員から見た感じもありますし、自分たちの使い勝手などもあるからです。賃貸オフィスの場合は、使うスペースの大きさで賃料が決まっており、できるだけ効率的に使いたいという本音もあり、通路幅などは可能な範囲で狭くしたいということも通常の考え方ですが、それだけでは決定できません。
最終的には、社員の動線という点からして合理的になっているか、そしてモチベーションという点では問題ないかというようなことまで考える必要があります。

ごく一般的に考えれば、通路幅は人が通れればいいということですから、60センチメートルもあれば十分ではないとしても、必要条件は満たしているでしょう。
しかし、それでいいかということについては、いくつか考えるべきことがあります。

まず第一に、そのオフィスの利用人数です。オフィス内装のときに真っ先に考えることは、何人がそこで働くのかということです。同時に、内勤状態の人のパーセンテージや外勤状態の人のパーセンテージ、社員の最大人数、来客数との関係など、人の出入りから見た考察が必要になります。特にメインの通路はこれらが中心になって幅を決めておく必要があります。

第二に、オフィス内装での通路幅については、通路全てが同じ幅ということはあり得ないので、すべての通路について、その通路の使用目的と人の関係を確認する必要があります。
たとえば、応接室に通じる通路は、来客をご案内する行為が伴いますし、反対側からお帰りになる来客があれば、ピーク時は4人くらいが一つの幅に並ぶ可能性があること、しかし、その最大値の確率によっては、最大に備えた幅を用意する必要がないということもあります。

同じように、執務机と執務机の間の通路幅でも、内勤者ばかりが事務をする場所と外勤者中心で行き来が激しいところでは違う幅で設定しなければ、不便なことになります。

喫煙スペースがある場合、そこへの通路はできる限り狭い方が、吸い終わった人が席に戻るまでの時間があるので、受動喫煙の心配やタバコ臭さをまき散らさないというようなこともあります。

つまり、こうした各部屋や執務室との関係を配慮した上で通路の幅を決定することがとても大切ということになるわけです。これらを総合的に対応すれば、社員のやる気に水を差してしまうようなことにはなりません。

オフィスは、たかがオフィスですが、通路幅一つでも、モチベーションに大きな影響を与えるということです。

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