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VOL 42. カオナビ様

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VOL 42. カオナビ様

自分の居場所は自分で選ぶ 「OFFICEから(T)OWNへ」を体現したオフィス〜働き方の多様性を包括した「街」のような空間に〜

人員増加に伴う増床やユーザーイベントが開催できるセミナールームの設置などを目的にオフィス移転を決めたカオナビ様。社員と企業が対等な関係を構築する「相互選択関係」を目指すカオナビ様のビジョンにふさわしい、社員が自らの生産性を高める勤務スタイルを選択できるニューノーマル時代のオフィスをご提案させていただきました。

ご要望と、その改善案

「ニューノーマル時代の新しい働き方」を実現するオフィス
ご要望「ニューノーマル時代の新しい働き方」を実現するオフィス
 コロナ禍の影響で、リモートワークの浸透やオフィスの縮小、地方への移転など、オフィスを取り巻く環境が大きく変わってきている。その中で、当社は社員と企業が対等な関係を構築する「相互選択関係」を重視する働き方を目指してきた。企業がリモートワークか出社を強制するのではなく、社員自らが勤務スタイルを自由に選択しやすい環境づくりや、オフィスを通じてコミュニケーションが活性化するような場を作りたい。
改善案デザインコンセプトは「OFFICEから(T)OWNへ」
 当初、2フロアでの運用を想定していたカオナビ様でしたが、そこへコロナ禍が直撃。勤務体系が変わったこともあり、今後の出社率やリモートワークでの仕事効率などを加味し、1フロアに減らしての運用を検討し始めました。しかし、この状況を「逆に新しい価値を生み出すチャンスだ」と考え、 オフィスの在り方、オフィスに来る意味をもう一度考えようと、共にコンセプトを再構築していきました。
 プロジェクト名とオフィスコンセプトには、カオナビ様が「個々の社員が自分のプライベート空間のように利用できるよう、社員が自分の居場所、自分のもの(=OWN)だと感じてもらえるような場所に」というアイデアを出し、当社が「街」という概念を付け加えて、OWNの前にTを追加「(T)OWN」としました。
 統一感がありながらも、少しずつ環境や雰囲気に変化をつけたスペースを配置。社員一人ひとりが自分の居場所を見つけられる「街」をイメージしてデザインがスタート。結果、1フロアを「オフィスを社員同士はもちろん、カオナビ様に共感してくれるステークホルダーたちとのコミュニケーションの〝場〟」に。もう1フロアは「執務室」として活用していこうと、最終的に2フロアで運用していく方向に決まりました。
オフィスに来る価値が社員やステークホルダーに還元される空間を作りたい
ご要望オフィスに来る価値が社員やステークホルダーに還元される空間を作りたい
 オフィスの使い方は「同僚が仕事をしている姿を見て自分のモチベーションを上げたい」「遊びの中からアイデアを出したい」「社内外の人とコミュニケーションを取りたい」「集中したいとき、リラックスしたいときとメリハリをつけたい」「ひたすら集中したい」etc...と、人それぞれ。どんな考え方の社員であっても、オフィスに来る価値が感じられる、「街」のように多様性を包括した空間を作りたい。また今後、ユーザー企業や導入検討企業、採用候補者、過去に在籍していた社員まで、様々な人が集えるコミュニティスペースを設けたい。
改善案用途に余白を残すことで「自分の居場所だ」と感じるオフィスに
 新オフィスは15・16階の2フロアですが、15階には内部・外部とのコミュニケーションを誘発するスペースを中心に配置しました。ホテルのような雰囲気を持たせたラウンジスペースやカフェスペースなど、気軽に雑談できる空間を設けることで、「オフィスは仕事をする場所だ」「仕事以外の話はしてはいけない」という意識を変え、部署やチームを越えた偶発的なコミュニケーションによる創造性の向上を狙いとしています。多角的なタッチポイントになるよう、幅広いステークホルダーとの「交流」を目的としたセミナールームも設置しました。
 16階は、社員専用の執務スペースとして、15階との使い分けを明確化しています。withコロナ、afterコロナに対応すべく、防音仕様のZoom専用ブース、自宅でのリモートワークが難しい社員にも対応した個人ブースのほか、遊びの中からアイデアが生まれる仕掛けとして、靴を脱いでくつろげるプレイルームなどを設けました。作業や打ち合わせができるスペースは、ブーメラン型デスクや丸テーブル、パーテーションで区切られた6人掛席など、様々なスタイルを用意しています。
 フロアの中に様々な空間が同居していますが、用途に余白を残すことによって、社員一人ひとりがそれぞれの使い方ができ、「自分の居場所だ」と感じていただける、まさに「街」のようなオフィスとなっています。

インタビュー

フロンティアコンサルティングを選んでいただいた理由は? 移転・改修後、いちばん変わったことは?
Qフロンティアコンサルティングを選んでいただいた理由は?
A 4、5社でコンペを行いましたが、カオナビのビジョンやアイデンティティをデザインに落とし込んでいく力が、他社を圧倒していました。やはり当社はITベンチャーなので、机が一方向に並んでいる一般的な日本企業のようなオフィスとは違うものにしたいという思いがあったんです。そのあたりを上手にくみ取っていただけてうれしかったですね。営業の方も設計の方も相談しやすく、見積額が良心的だったのも魅力でした。
 フロンティアコンサルティング様にお願いしてよかったと思うのは、こちらの要望をとことん聞いてくれたところです。「契約して〇日までにレイアウトが決まらないと工事ができない」というのが普通ですが、他社なら「これ以上はもう無理です」と 断られるところを、ぎりぎり最後の最後までプラン変更に付き合っていただき、粘ってくれました。
 特に、今回はスペースごとに異なる什器を設置したので、選定が大変でした。何度も「やっぱりこっちにしよう」と修正があり、ご迷惑をおかけしてしまいました。でも、フロンティアコンサルティング様の設計の方は、今日決めないと間に合わないというタイミングでも「もっといいものを見つけた。こっちのほうがよくないか?」と、まるで自分のオフィスを作っているかのように親身になってご提案いただきました。営業の方も嫌な顔一つせず、「カオナビさんが満足することが一番ですから」と言ってくださり、本当に感謝しています。
Q移転・改修後、いちばん変わったことは?
A これまで当社の社員は、オフィスに対して好きとか嫌いとかいう感情を抱いていなかったと思います。それが、新オフィスに移転してからは、社内のslackに「このオフィスに来てよかった」というメッセージがあがってくるようになり、個人のSNSで発信する社員も増え、エンゲージメントの向上にひと役買ってくれていると実感しています。
 「集中したいとき」「コミュニケーションを取りたいとき」「リラックスしたいとき」と、用途や気分に応じて空間を使い分けられるので、モチベーションが上がったという声もよく聞きます。人気が高いのは、集中できる個人ブースや、人目を気にせずオンラインで商談などができるZoom専用ブースです。ラウンジやプレイルームは、緊急事態宣言下ということもあり、今のところ出社率が10%程度のため、偶発的なコミュニケーションやアイデアが生まれてくるのは、これからといったところですね。
 コミュニティスペースは、まだ計画段階ですが、今後はオフィスツアーのようなものをオフィス運用の一環としてやっていければと考えています。1日だけではなく、1 週間、1カ月単位でユーザー企業などにセミナールームを貸し切って仕事をしてもら い、カオナビについて多くの発見を発信してもらうなどの取り組みも、コンテンツ化していければいいなと思っています。
 各スペースの用途を限定していないため、社員一人ひとりが「ここはOWN=自分の場所だ」という思いで自由に使ってほしい。アンケートをとって使われていない場所を削ろうという意見もあったのですが、その場所を好きな社員もいるはずなんです。少数派の意見を排除するのではなく、多様性を尊重するオフィスにしていきたいですね。

オフィスの風景

  • グリーンフィールド

    グリーンフィールド

    街の中の公園のようなスペースでは、スクリーンを使用することできるほか、社内のミーティングやリフレッシュなどフレキシブルな利用が可能です。

  • カフェスペース

    カフェスペース

    スペースによって家具の雰囲気を変えラフな雰囲気を演出し、無意識に話しかけやすい空間づくりをしています。

  • セミナースペース

    セミナースペース

    「FIRE SIDE」というネーミングで、デザインはアウトドアで焚火を囲むイメージです。カオナビ様の世界観を体感してもらえるスペースです。

  • ラウンジスペース

    ラウンジスペース

    ラウンジ脇に設けたセミナー開催時用のサブエントランス。ガラス面に施したサイン計画で、来客者の動線を誘導します。

  • コミュニケーションスペース

    コミュニケーションスペース

    開放的な空間に設けられたスペースは、仕事の合間の一息や、ラフなコミュニケ―ションを誘発します。

  • ワークスペース

    ワークスペース

    アクセントカラーのチェアを設けることで、空間が間延びしないように計画しています。またオフィス中央に設けられたポータルステーションは、社員が気兼ねなく集える場所としての役割を果たします。

  • プレイルーム

    プレイルーム

    開放的な窓に面した場所に、通常業務とのオン/オフを切り替える為のくつろぎスペースを計画しました。靴を脱いで利用することで、家のようにリラックスできる空間としています。

  • 集中スペース

    集中スペース

    周りの視線が気にならないような囲いブースなどを配置し、集中して作業を行えるスペース。空間の色味を抑えることで、書斎のようにより深い集中を生み出します。

  • ワークスペース

    ワークスペース

    TELブースやデスクトップパネルを設けたデスクなど、視線や音などを気にせず作業できるスペースを計画。コロナ禍において増加するオンラインミーティングなどにも対応しています。

  • 会議スペース

    会議スペース

    眺望の良い12名用の会議スペース。ニュートラルなデザインにすることで、使い心地とカジュアルな雰囲気を両立します。

クライアント情報

社名 株式会社カオナビ   概要 タレントマネジメントシステムでトップシェアのHRテクノロジーカンパニー。2019年3月に東証マザーズに上場
坪数 約816坪   業種 タレントマネジメントシステム「カオナビ」の開発・提供・サポート
竣工 2020年11月   URL https://corp.kaonavi.jp

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