Cace study
ケーススタディ
オフィスデザイン、事務所移転、内装工事レイアウト設計のフロンティアコンサルティング
多部門を抱える富士フイルム様にとって、今回のオフィス移転は社員共通の意識改革の機会とし、「自主性を高めるオフィス」を最重要コンセプトにプロジェクトが開始されました。自主性を高めるオフィスとはどの様な空間なのか、1年のプロジェクトを通してワークショップやスタディを行い、富士フイルム様にふさわしい空間デザインのご提案をさせていただききました。
オフィスの顔となる受付は、差し色に富士フイルムカラーのグリーンを取り入れ、デザインのアクセントとしています。受付台の背後には展示空間が広がります。
受付裏の余白空間が、中国で初めてのオープンイノベーションハブスペースとして実現しました。
各部門のモックアップや製品の説明・案内ができ、巨大な中国市場のステークホルダーとの商談の場としての活用が見込まれます。
シンプルでシックな色味で構成された来客用会議室。音漏れとデザインの両面より計画した幾何学配置の真鍮見切り材が印象的な壁を演出します。
大会議室/セミナー室を配した別フロアには、メインエントランスのデザインを踏襲したサブエントランスがお客様を出迎えます。
可動壁によって2室を連結すれば、最大約60名のセミナールームへとレイアウト変更が可能な大会議室。床の貼り分けが2室の一体感を生み、空間を印象づけます。
5Sの徹底に合わせ、天井は均整の取れたグリッド天井で新設し、デスクやロッカーの配置なども整理整頓のしやすい構成で計画しています。
社員様が最も通る執務室の動線上に配置することで、グループアドレスだけでは生まれないコミュニケーションや打合せの場となります。
特徴的な台形形状のビルより生まれる、三角形の余白空間を小上がりスペースにすることで、打合せや作業スペースとして、自主性を持った自由な働き方を促します。
オフィス入り口はシンボルとなるデザイン計画に。個人ロッカーや打ち合わせスペースといった空間をまとめることで、社員様のコミュニケーションの場になります。
縁側スペースと同様、ビル形状により生まれた三角形の余白空間を新たなコミュニケーションの場として、リフレッシュスペースを計画しました。
執務室が2フロアに分かれているため、休憩時に全部署の交流の場として活用されます。また、食事時間以外には簡易の打ち合わせ・作業スペースとしても活用できます。
社名 | :FUJIFILM (China) Investment Co., Ltd. | 概要 | :2001 年に中国本土での事業拡大のために設立され、今回のオフィス移転で丁度 20 周年を迎えたFUJIFILM (China) Investment Co., Ltd. | |
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坪数 | :約840坪 | 業種 | :化学 | |
竣工 | :2020 年9 月 | URL | :http://www.fujifilm.com.cn |